だから設置はかなり簡単
クルーノはメカニカルコサージ社のブランド名。社長の名前にちなんだ命名であり、氏は独創的な電機メカ設計士として、オーディオ史に名を記している人物だ。このホームシアターシステムは、「スーパースピーカー」の2ピースと重低音用のサブウーハー、そしてAVレシーバーをまとめた自己完結型システムだ。ただし、DVDプレーヤーは含まれない。特徴は名称の通り、6チャンネルのスピーカーが2つにまとめられていることだ。つまり前後、各ピースにはL・C・Rのスピーカーユニットが「スリー・イー・ワン」で内蔵され、LRは外向きに取り付けられている。その開き角や位相の管理にノウハウがあり、集中配置されていても、広い音場と広い音像の定位が得られるという。実際に位置も設置もすこぶる簡単。小出力のアンプにしては、スケール感が良好。音場は高さまで感じられるし、薄味傾向ではない。セリフはなかなか明瞭。大音量で鮮烈な音を志向するものではないが、この使い勝手のよさと清々しい音調はホームシアターに新風を送っている。
音元視聴室にて。デノンのDVD-A1と組み合わせて視聴した。リファレンスソフトには「天使の音色」などを使用。とくに同ソフトC-1で、ヘリの移動感が再現できるかをチェックした。